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鋼FA62話 凄絶なる反撃 - 2010.06.21 Mon

ここにきて、原作未読の方が羨ましい限りです。最初の衝撃。それは何物にも代えがたいものでたった一度しかないんです。それがまだ残っているなんて!
で、ここまでくるとアニメスタッフはどこまで原作読んで作ってるのかなあ~とも思います。今回はほぼ107話。一か月ちょっと前にガンガンで発表になった話です。




お父様の腰巻はどんなに翻っても見えそうで見えない乙女スカート仕様で決まりですね。てか、この期に及んでそういうところチェックしてる自分が情けないです。
えげつないところはエンヴィーが全て持っていってしまった訳ではなかったようで、お父様は人の心のいちばん深いところの傷をぐさりと突いてきます。師匠のあれはちょっとキツイです。怯んだところに一発かまして・・・あれ?エドってどこに居たんだっけ?と思って見かえしたらああ、最後の最後に登ってきたんでした・・・。とほほ、これを見逃してるとは。

下ではグリードさんが必死に仕切ってます。頑張れ!グリード!!イマイチ仕切りきれていないんですよね。だってこのメンツですから。各自勝手に自分の思うように行動します。でもね、原作よりほんのちょっとだけ仕切れているような気がするのは私の気のせいでしょうか?それってやっぱりあの解釈なんでしょうか?
もちろん大佐は全然言う事聞いてない上に中尉と二人でひとつ大作戦ですし、少将を説得したのはグリードでもアレックスでもなくブリッグズ兵(カーリーさん!)ですし。それでもゴリさんに促され・・・・・そしてランファンが傍に。ランファンは若=グリードと認めているような気がします。若の一部がグリードなのか、グリードの一部が若なのか・・・。

今まで散々言われていた姉上に託されたのは通信機だけでないことはわかっています。嬉しいよね。筋肉友情のシグさんからも託された思いに応えるべくアレックス大盤振る舞い!私のささやかな和み。

原作の少将は背を向たまま。その姿はブラッドレイに向かってと言うよりは自分自身に語りかけるように見えました。
FAでは・・・正面切ってブラッドレイの亡骸に向かっていきました。真っ直ぐ見つめ「強かったろう」とハッキリ言いきる強さ。ブラッドレイに対する敬意のようなものもそこにあるように感じます。
台詞も「強かったろう・・・?」ではなく「強かったろう!」と聞こえます。
どっちがいいとかではなく、もうどっちの姐さんも素敵でカッコいいです。

ああ、またしてもシャオメイにやられました。かわいすぎるよ。
アルがまたなんというか凄い・・・もうボロボロでメイじゃなくても泣けてきます。そんな体でもまだメイを心配してるし。
今日の私はアルメイです!
とりあえずみんな無事?でよかったんですけど、弁慶のごとく仁王立ち(ひざ付いてるけど)してるホーエンハイムの背後から迫るお父様の影は怖いです。まるで物のように投げ出されるホーエンハイムですけど生きてて良かった。いや、マジで。あそこで死んじゃったかと思いましたから。

お父様に魂吸い取られるのを阻止したのは何とブリックズ名もなき兵士たち!いや~ん皆素敵っ!
ぐるりと取り囲まれてお父様も回り込んでます!何このイケメン描写。
エドは自力で先生支えて逃げ出してますが、ここ、原作ではヘンシェルさんに小脇に抱えられてました(笑)そうだね、今更そういうホビット描写は無くてもいいかも。(あればあったで和みますが)

通信が入って攻撃の手が一旦引いて・・・やってきたのは指パッチン。
ここね、大佐が来るのわかっていて、皆伏せるんですよ。大佐の為に道を開ける。焔の錬金術師が来る!そういう期待感がその場に満ちる・・・そしてドカン!・・・・というのはイマイチ解り辛かったような気もします(笑)

え~肩抱いてないじゃん!何の規制?(違)

ここから皆が一斉にお父様切り崩しにかかります。何の因果か「父の日」に、皆で寄ってたかってお父様いじめ(笑)

師匠がカッコいいです~!何あの壁から剣!でも師匠はやっぱり素手がいいですよ!
その間、お父様に刺さったまま振り回されてるグリードさんが愛しくて仕方ないです。

ボコり続けてついにお父様も弾切れ。そして二度目の爆風のあと。ここからが今回最大の見せ場です。

お父様が最初に目を付けたのは機械鎧も壊れて左腕を鉄筋に貫かれ動けないエド。
ここでアルが!アルの叫びがね、締め付けられそう。自分の体もボロボロなのに叫んで叫びまくってあることにふと気がついちゃう。一瞬声が途切れて血印が見えてアップになって・・・・。

この、叫びと気付きのシーンが原作にない追加シーンです。原作未読さんごめんなさい。言っちゃいました。でもここが今回の最大の感動ポイントでした。声優さんって、声ってすごいパワー持ってます。その声を引き出した脚本と演出の力も。

「こんな事頼めるの君しかいない」何という殺し文句。メイも辛いと思います。 貴女も本当に良く頑張ってくれたと思います。

この時、ちゃんとアルの周りにもメイのクナイがあるんだけどちょっとそれがわかり辛い所がもったいないです。でもそんなことどこかに吹っ飛んでしまいますよね。

エドの腕は戻りました。失った時と同じアルの魂を引き換えにして。
この時のエドの気持ちを考えるともうどうしようもなく心が乱れます。アルの気持ちとエドの気持ち、どちらもわかるしどちらも切なくて涙が止まらない。取り戻したいと願っていたものの魂と引き換えに自分の腕が戻ってくるその切なさ。
戦力にならないとわかって鎧のまま戻ったアルが、自分の魂と引き換えにこの戦いに必要なエドの腕を取り戻すんです。アル、貴方の魂は本当に気高い。そうして戻った腕だから、エドの反撃が凄みを増していきます。

鎧のアルが崩れてゆく姿は、これで元の体に戻るんだとわかっていてもやはり切ない気がします。でもね、扉の前で待っているアルの表情が凄く良かった。エドを信頼してる力強さがあると思います。絶対にエドはここにきて自分を引き戻してくれると信じている目だなあ~と感じられるから見ている方も安心していられます。
(ちょっと前のもっさり扉前ブラックアルよりずっとずっとこっちのがいいです!絵的に。)

ここから先のエドはもう何をしても許します。
凄い絵だと思います。62話はこのためにあったといっても過言でないくらい。毎回じゃなくていいんです。ここぞという時の荒っぽい絵大好きです。

そこに居る皆の気持ちがエドに向かって一つになっていく様子。それぞれがそれぞれの呼び方でコールする姿。そこから一気にあのシーン、原作第一話のラストに「オレ達」が加わったあのセリフに繋がるのが自然だと思うんです。見ている側の気持ちはエドや周りで声援を送る人たちと同化して盛り上がるという少年漫画の王道をゆくなら。

でも、ここでその流れをぶった切ってグリードなんです。これはグリードが主人公だった場合の手法なんじゃない?とか思うんですけどどうなんでしょうか?私がグリードに思い入れ深い分そういう風に見てしまっているからなんでしょうか?
このワンシーンだけでその場の盛り上がりを一瞬グリードが浚っていきます。ここだけ、グリリンの目線です。一歩引いて客観的に見てる。だから、私はここだけで、グリードが第二の主人公だったんじゃないかと思ってしまうんです。

グリードの強欲。それについてはガンガンの感想の方で書いているのでここで同じことを書いてもグダグダになりそうです。ここまできたら話的にネタばれにはならないのでこちら(ガンガン6月号感想)を。それでなくてもグリードについてまだまだ書きたい事があって纏まらない状態なので別枠で記事書くと思います。多分・・・。

そして最後、私は見逃さない。
最後にエドは戻った右手で拳を握りしめる。アルの魂と引き換えに戻ってきたその手を!


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